気象庁発表とTV中継の最高気温が違う訳(東京の過去のデータも掲載)

気象庁発表とTV中継の最高気温が違う訳(東京の過去のデータも掲載)

人と会っても口を開けば「暑い!」しか出てこない毎日。
(ブログも2回続けて暑さの話題だし(笑))

 

7/23(月)は各地で最高気温が40度超えの異常な暑さ!

気象庁も異例の会見を開くほど。

「気温の高い状態は8月上旬にかけて続き、最高気温が35度以上の猛暑日が続くところがある見込み」
「40度前後の暑さは、これまで経験したことのない、命に危険があるような暑さ」
「1つの災害と認識している」

「1つの災害と認識している」
いやもうホント、まさに「災害」そんな感じの暑さ。

この会見を見て、
あと2週間もこんな暑さが続くの?と思ったら、
もううんざり!

 

年々暑さも驚異的になって、テレビでも

全国で7/16(月)~7/22(日)までに
・熱中症搬送  22,647人
・熱中症で死亡   65人

とのデータを発表していた。

最高気温更新した7/23のデータを含まず、
たった1週間で、これですよ!?

 

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国内で観測史上最高気温41.1度を「熊谷」で記録している。

それまでの最高気温は
2013年8月12日の「高知県四万十市」で記録した41.0度。

 

じゃあ、2013年も今年のような「災害的レベルの暑さ」だったのか?

というと、
2013年は猛暑の地点が四万十市、熊谷など限られていて少ないが
2018年の猛暑地点は東京などを含め広範囲にわたっているのが特徴。

 

気温の状況図 気象庁のサイトより)

こんなにも観測史上1位を更新している地域があり、
日本の2/3が赤!というか紫の35度超えもたくさん!

これ、7/23の22時現在でもまだこんな感じでした。。おそろしや~

 

昔はこんなに暑くなかったのに!と、
ちょっと気象庁の東京の7月の過去データを見てみたら・・・。
(おまけで、東京で2004年の7/20が過去最高だと思ってるので掲載(笑))

気象庁過去の気象データ検索こちら

真夏日(30度以上35度未満)を 黄色 
猛暑日(35度以上)を 赤色 
で表示してみたけど、最高気温の平均気温が2018年は凄い!

 

これは「東京」(アメダスのある地域)での観測データだけど、
7/23東京での最高気温を記録した「青梅」のデータと
「東京」を比較してみると・・・。

    

青梅、真っ赤っか!( ̄□ ̄;)

7/23現在11日連続「猛暑日」

 

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全部調べてまとめるのは面倒なので(観測開始の1800年代からあったので!)
10年毎にさかのぼって1968年まで見ました(笑)

1978年は今年みたいに特に暑い夏だったようなので、
今一つ参考にならないかと1977年も掲載(笑)←細かいこだわりだわ~

見てもわかると思いますが、平均最高気温は高くても、
昔は 赤色 の「猛暑日」がない!

 黄色 の「真夏日」じゃない日も多い!

 

過去データを見ていて、かなり昔でも
30度を超えた日はけっこうあったけど、時々であって、
1日中ではないので、こんなにも苦痛ではなかったんだと思います。

 

1日の平均までは見てないけど、例えば
「1日ほぼ28度くらいだけど、15時に32度になった」のと、
「朝から夜まで31度くらいで15時だけ32度になった」のでは、
同じ最高気温が32度でも、体感の暑さが違う!

 

最近は朝から晩まで暑い!!!

なんとかして~!

覚えてないけど、これを見ると1988年がいい!
(冷夏は作物にも影響があるけど、猛暑も同じだったら涼しい方が…)

 

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と、ここで不思議なのが・・・

昨日テレビでは、
熊谷の八木橋百貨店に設置された大温度計では43度を記録!
と何度か実況していた。

それなのに、気象庁発表の最高気温は41.1度。

 

また、私の記憶では2004年7月20日に都内で40度を超えたはずなのに、
昨日「都内では青梅で観測史上初の40度を超えた」と放送されていた。

 

いい加減な記憶の私でも覚えている2004年7月20日。

忘れもしない、浅草橋で知人と会っていて
道路からも車からも陽炎が見えたほどの暑さ!

テレビでも41度か42度とか言っていたのを覚えている。

 

でも、気象庁の過去のデータを見ると、
その日の東京の最高気温は39.8度

 

何で気象庁の発表の方が低いの???と思って確認したら、
気象庁はアメダスで観測していて、

「気温」の観測は、風通しや日当たりの良い場所で、電気式温度計を用いて、
芝生の上1.5mの位置で観測することを標準としています。

また、電気式温度計は、直射日光に当たらないように、通風筒の中に格納しています。
通風筒上部に電動のファンがあり、筒の下から常に外気を取り入れて、気温を計測しています。

と気象庁のサイトには書いてありました。気象庁のサイト「観測機器について」より)

 

テレビ中継のアスファルトやコンクリートの上の観測と
風通しのいい「芝生の上1.5m」での観測じゃ、
それは当然テレビの実況中継の場所の方が気温は高くなりますよね。

各地の「アメダス」も均一のデータを得るために
同じ様な所に設置してあるようです。

 

以上、再確認の意味で気象庁の「天気相談所」に訊いてみました(笑)

 

熊谷の大温度計のある場所と、熊谷の気象台のある場所は近いけど、
「観測地点」の違いというよりも「観測の条件」の違いが大きいんでしょうね。

 

私は理科の、天気図、気圧とかが大の苦手だったけど、
こういう過去データを気象庁のサイトで見ることが
できるのは面白かったです♪

かなり細かく見ることができるので、
子供の夏休みの宿題とかにもよさそうですよ。

統計取って、自分なりの考察をまとめてみるのもいいかもしれませぬ。

それにしても、暑い!!!!