創業明治38年札幌の老舗菓子メーカーの「三八菓舗」東京店へ行ってみました!【2024.2.18閉店】

創業明治38年札幌の老舗菓子メーカーの「三八菓舗」東京店へ行ってみました!【2024.2.18閉店】

※初回公開日:2018.11.10(2024.3.20最終更新)

2024.3.20更新
「三八菓舗」東京店は2024.2.18(日)に閉店しました。
2023年12月に一部更新し、東京店に確認の電話もしたので
突然の閉店でビックリです。

2023.12.22更新
・価格・営業時間変更につき修正、取扱商品追加、一部リンク追加

以下、記念に残しておきます。


北海道に所縁のある人達は知っているかもしれませんが
私はこのお店、知りませんでした。

明治38年創業、100年以上続く老舗の菓子メーカーで
札幌を中心に展開している和菓子・洋菓子の会社「株式会社三八(さんぱち)」

 

「東京店があったので買いに行く」(by元北海道在住Sさん)と
いうのを聞き、私も興味津々便乗して行ってみました。

 

場所はちょっと不便な所にありますが、少し行くと
深大寺・神代植物公園があるので、購入後そのまま
植物公園などで花を愛でつつ食べられる♪と(笑)

 

(写真は神代植物公園)

今回はさらっと食べた感想等を書いて終了~♪と思って
いたのですが、会社のサイトなどを見ていたら、
沿革とか営業部門など興味深く、長くなってしまいました(笑)

 

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「株式会社三八」とは

「株式会社三八」のサイトを見ると
「菓子部門」「本社商事部門」「東京三八」
3つの展開をしているようです。

サイトを参考にさせていただき、まとめてみました。
  icon-arrow-circle-right 「株式会社三八」 ⇒ こちら

 

和・洋菓子だけではなく、「熊五郎生ラーメン」なども取り扱っています。

このラーメン、子供の頃、よく食べていました!懐かしい!
(記憶力の悪い私でも記憶にあるほど)

 

 

菓子部門

「株式会社三八」は
和菓子70%、洋菓子30%の比率で生産販売。

明治38年の創業以来長い伝統をもつ三八ブランドは
現在は店舗によって取扱商品、主力商品を分けているようです。

「札幌菓子處 三八菓舗」(以下「三八菓舗」)
・主に和菓子中心

・「菓か舎」の商品も一部取り扱っています。

札幌菓子處 菓か舎」(以下「菓か舎」)
・主に洋菓子中心
・「三八菓舗」の商品も一部取り扱っています。

この2つのブランドを展開。

「三八菓舗」             

三八ブランドとして和菓子中心に扱っていましたが、
新たに「三八菓舗」として、洋菓子中心の「菓か舎」と
ブランド色を分けたようです。

工場直結の「本社店」と「札幌三越店」で主に展開して
いて、季節の上生菓子、どら焼き「どんどら」が人気です。

 

「菓か舎」              

平成2年に新ブランド「菓か舎」設立。

・「すすきの店」を主力店舗として展開し、
 カスタードケーキ「札幌タイムズスクエア」が人気の主力商品です。

 

・「大丸札幌店」「エスタ店」は新しい主力商品の1つ
 「蜂蜜キャラメルワッフル ダンクウ!」を中心に展開。

 

・その他、札幌市内主要百貨店、新千歳空港、札幌駅等
 でも(一部)販売しているようです。

 

 

本社商事部門

「熊五郎本舗」             

1970年(昭和45年)「熊五郎本舗さっぽろ生ラーメン」発売し、
「熊五郎本舗」のブランド名で「熊五郎生ラーメン」を販売。

お土産店やギフトカタログ、通信販売(後述)でも扱っているようです。

 

 

東京三八

「三八菓舗 東京店」          

・1975年(昭和50年)「株式会社東京三八」を設立

「熊五郎生ラーメン」を主力に、全国各地の麺製品を
関東・関西を中心に展開。

 

・2016年9月に「三八菓舗 東京店」(調布市)を開店。

札幌の「三八菓舗」の全商品は揃っていませんが、
人気の「どんどら」をはじめ季節の和菓子などを
空輸して販売しています。

 

「菓か舎」の人気商品「札幌タイムズスクエア」や
「蜂蜜キャラメルワッフル ダンクウ!」もあり、
「熊五郎生ラーメン」も扱っています。

 

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いざ「三八菓舗」東京店へ!

今回、この「三八菓舗 東京店」へ行ってきました!

京王線「布田駅」からまっすぐ北上し、三鷹通り沿いにあります。
京王バス・小田急バスの「佐須」バス停すぐそばです。

この日は天気がよかったので、
健康のために?布田駅から歩いて行きました。

道路沿いのドアを開けようとしましたが取っ手がない(笑)、
入口はこちら側からでした。

「熊五郎生ラーメン」を中心とした全国の麺などは外のテントでの販売です。
テントでの販売は 10:00~13:00までなので注意しましょう!

歩くと15分ちょっとかかりますが、
三鷹通り沿いで、駐車スペースもあるので
車で行くのが1番便利かもしれません。

バスも色々な路線が通っています。

歩く場合は
三鷹通り沿いは歩道が異様に狭い所があるので注意!

 

 

店内の様子

2016年9月オープンとまだ新しいせいか、
こじんまりとしていますがスッキリした、とても綺麗な店内でした。

 

 

 

 

「三八菓舗 東京店」取扱商品

北海道の工場から毎日空輸していることもあり、
また、店舗の大きさもあり、数量が限られています。

そのため、「三八菓舗」の商品全部が揃っているわけではありません。
でも、「菓か舎」の商品も一部扱っていました。

 

外の看板や店内の小さな幟にもあるように
「三八菓舗」商品では「どんどら」が人気のようです。

  icon-check-square 「菓か舎」  icon-check-square 「三八菓舗」

icon-check-square「Dank-U!(ダンク・ウ!)」 4個入(650円)/ 8個入(1300円)
 北海道産のバターを使い、丹念に手焼きしたシナモンの香りのやわらかワッフルに
 アカシア風味のくせのない蜂蜜キャラメルをサンドした北海道ならではのお菓子
 icon-check-square 「札幌タイムズスクエア」(プレーン味・あずき味)各1個(220円) / 4個入(880円) / 8個入(1760円)
 口当たりのやさしいカスタードケーキ。
 ・なめらかなカスタードクリームをふわふわのスポンジ生地で包んだ「プレーン」味
 ・カスタードクリームと北海道産小豆を炊いた自家製の小豆あんを包んだ「アズキ」味
 icon-check-square 「米粉のシフォンケーキ」(カナダ産メープルシロップ付) 1個(1000円)
 北海道産米粉100%のシフォンケーキ。
 ふんわりと丁寧に焼き上げた優しい食感のシフォンケーキ。
 icon-check-square 「シマエナガ バターせんべい」※ 12枚個入(650円)/ 24枚入(1300円)
 国内では北海道にしか生息していない「シマエナガ」が焼印。
 北海道産のバターをたっぷり使い、一枚一枚手焼きで焼き上げた風味豊かなおせんべい。
 手作りならではのさまざまな表情の「シマエナガ」を。
 icon-check-square 「大福餅」 (豆大福餅・よもぎ大福餅・ごま大福餅) 1個(180円)
 豆大福とごま大福は「こしあん」、よもぎ大福は「つぶあん」
 icon-check-square 「四季羊かん」(煉・栗・挽茶・大島・大納言) 各1本(300円) / 5本入(1600円) / 10本入(3200円)
 日本の四季折々の風趣を織り込んだまろやかな口あたりの羊羹
icon-check-square「どんどら」 1個(180円) / 6個入(1080円) / 10個入(1800円)
 ふっくらと焼き上げた香ばしい皮で、北海道産小豆の粒そのままを召し上がっていただくように
 丁寧に練り上げた粒あんをはさんだどら焼き
 icon-check-square 「田舎しるこ(缶)」 1缶(270円)

※価格(税込)と取扱商品は2023.12.22現在です。
「シマエナガバターせんべい」は2023年秋からの販売。
 札幌の店舗や後述の通信販売と東京店は別価格とのこと。

季節によって又は新商品が出た時など商品が変わるようです。

 

実際の購入品

赤いビニールの手提げ袋に、
北海道を代表する花の1つすずらんをあしらった
あずき色の紙袋に入っていました。

私は「札幌タイムズスクエア」は購入しなかったので
Sさんに協力してもらいました。Dank-U~!

2人の戦利品ならぬ購入品の単品全てです(笑)

ふと見ると、
私が「三八菓舗」の「どんどら」「大福餅」の「和」
Sさんが「菓か舎」の「札幌タイムズスクエア」
「Dank-U!(ダンク・ウ!)」の「洋」と「どんどら」

 

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食べた感想

 

「どんどら」

皮はふっくら、しっとりしていて、
あんこは甘すぎず、意外とあっさりめの味です。

でも、小豆の粒はしっかり入っているので
小豆の味もしっかり感じられて美味しいです。

写真ではわかりづらいですが、小ぶりなどら焼きなので、
食べやすく、味も甘ったるくないので、まだまだ食べられそうでした。

 

正直、買っておきながら言うのもなんですが(笑)、
私はそこまでどら焼きは好きな訳ではないので、
美味しくないどら焼きは途中で飽きてしまいます。

飽きるどころか、「どんどら」だけにどんどん食べられそうでした。

この「どんどら」は皮とあんこのバランスも良かったです。

 

 

 

「札幌タイムズスクエア」

◆プレーン

これ、買えばよかったと後悔しました!

外の生地はきめ細かいふわふわのスポンジで、
中のカスタードもなめらかでサッパリめのミルキーな味です。

商品紹介コメントにもあるように、まさに「口当たりのやさしい味」でした。

 

パッと見、「萩の月」のような感じで、この手の商品は
たくさん出ていますが、正直私は「萩の月」はあまり好きではありません。

生クリームよりカスタードクリーム派なのですが、
もさっとしたクリームが苦手で、卵臭いのも苦手。

ケーキなどでも、スポンジ部分は粗くボソッとしたものが苦手です。

この「札幌タイムズスクエア」は美味しかったです!

 

この商品の買い主Sさん曰く、
「プレーン」も美味しかったけど、
「あずき」の方がもっと美味しかったらしいです!

このミルキーなカスタードクリームと小豆が一緒なら…
美味しいのも頷ける! 食べてみたい!

 

【追記】2018.12.10
この後、また購入する機会があり「あずき」とクリスマスバージョンを食べました!

◆AZUKI(小豆)

カスタードだけでも十分おいしいのですが、
小豆あんことカスタードが半々に入った「あずき」は
甘ったるくなく、さっぱり軽い味でよりおいしかったです。

後味もよく、カスタードだけより私もこちらの方が好きです。

カスタードというよりミルククリームという感じです。

クリスマスバージョン(チーズ)

前回は売っていなかった「クリスマスバージョン」がありました!
期間限定(~12/25)です。

「チーズクリーム」と「メープル」があり、「チーズクリーム」を購入。

パッと見、「カスタード」と変わりませんが(笑)
そんなにチーズは強く感じないですが、カスタードより
やや濃厚な感じで、これも美味しかった!

 

いずれも、外のスポンジはとてもきめ細かく軽く、
クリームはなめらかでくどくないので、
この「札幌タイムズスクエア」シリーズはどれも美味しいし好きです♪

 

 こちらの記事でも「札幌タイムズスクエア」や萩の月と似た商品を比較していて興味深いのでどうぞ♪
隣町にソックリ銘菓『札幌タイムズスクエア』と『小樽の女』の絶妙な違い  icon-external-link 隣町にソックリ銘菓『札幌タイムズスクエア』と『小樽の女』の絶妙な違い

 

 

 

「Dank-U!(ダンク・ウ!)」

「Dank-U!(ダンク・ウ!)」も購入しなかったので
Sさんに協力してもらいました。Dank-U~!

「Dank-U」はオランダ語で「ありがとう」という意味です。
「Thank you」と音が似てる。

 

こちらは見た目のイメージで食べると「え?」と思います。
最初「たった1日で湿気てしまった?」と思ったくらい(笑)

正直言うと、もう少しサクッとした方が好きです。
というか、そのイメージでした。

 

確かに箱には「やわらかワッフル」とは書いてありますが、
見た目がやわらかそうなイメージではないのでギャップを感じます。

中にサンドされたものは、「アカシアの蜂蜜キャラメル」と
ありましたが、味は好きです♪

蜂蜜が入っているからなのか、キャラメルと言っても
カチカチではなく、どちらかというとねっとりで美味しい。

 

この商品は、外側の食感が好みが分かれるような気がします。

 

大福餅

私は「豆大福」と「胡麻大福」を食べました。

中のあんこはどちらも「こしあん」でサッパリしていました。
(蓬大福はつぶあん?)

ただ、正直、餅はもっと柔らかめで、もっと伸びる感じの方が好きです。
何となくこれはやや固めで水分が少な目の餅なのかな…という印象でした。

 

 

「通信販売」や「マンスリースイーツ」

今回訪問した「三八菓舗 東京店」は空輸や店舗規模の
関係で、扱う商品の種類にも限りがあります。


「株式会社三八」のサイトを見ると、
「三八菓舗」「菓か舎」ともに北海道の店舗では
違う種類、違うバージョンなどがたくさん掲載されています。

 

例えば、「菓か舎」の「札幌タイムズスクエア」は
季節限定ですが、中のクリームが
メープル、チーズクリーム、いちごなどもあるようです。

また、パッケージが円山動物園の白くまだったり
⇒ 2023年秋から「シマエナガ」に。

その他、サブレやバター煎餅、スポンジサンドケーキ、
チーズケーキ、洋風饅頭、詰め合せなどたくさんの種類があります。

 

白くまのパッケージ、見ているだけでカワイイので
店頭にあったら、ついつい買ってしまいそうです。(間違いなく買う!)

この後、念願の「しろくまタイムズスクエア」を購入!

その時の記事がこちら icon-arrow-down 
札幌「菓か舎」(㈱三八)の「しろくまタイムズスクエア」がかわいくて美味しい♪ icon-arrow-circle-right 札幌「菓か舎」(㈱三八)の「しろくまタイムズスクエア」がかわいくて美味しい♪
2020.1.11


【追記】(2023.12.22)
2023年秋、白くまパッケージの「しろくまタイムズスクエア」は終売。
変わって北海道にしか生息していない野鳥「シマエナガ」になっています。
白くまのパッケージ、可愛かったので記念に残しておきます。

 

 icon-arrow-circle-right 北海道の店舗での取扱商品は ⇒ こちら の「商品案内」をどうぞ
(「三八菓舗」「菓か舎」「熊五郎本舗」別になっています)

 

 

通信販売

そんな中、現在「通信販売」で以下の商品が購入できます。

2023年12月現在、休止等で3商品が無くなり
新たに
「ほっかいどうぞ」が加わり9商品のようです。

🌸札幌タイムズスクエア
🌸シマエナガタイムズスクエア
🌸シマエナガバターせんべい
🌸時の奇羅(ときのきら)
🌸札幌時計台
🌸札幌時計台(ロット738)
🌸「菓か舎」詰合せ
🌸四季羊かん
🌸ほっかいどうぞ
おぐらつつみ (販売休止)

 

 

 

「マンスリースイーツ」

JR中央・総武線、京浜東北線を中心にJRの駅構内に
展開されている「マンスリースイーツ」でも時々
「菓か舎」および「三八菓舗」が出店することもあるようです。

その時に購入するというのも1つの方法ですね。

※2023年12月現在、「マンスリースイーツ」はやっていないようです。
 ただ、時々開催されるようですので電話で問い合わせてみてください。

 

最後に…

今回、実際に食べてみて「札幌タイムズスクエア」が
人気があるのがわかりました。

「どんどら」もですが、各々和菓子・洋菓子部門の主力商品なのも納得。

 

北海道札幌で和菓子、洋菓子の有名な会社ですが、
「東京店」は場所も正直不便な所で小さいお店にも関わらず、
常にお客さんが来ていました。

商品は数量に限りがあるため、午後や夕方だと
無くなってしまうこともあるそうです。
(上述の通り麺類の販売はテント販売で13時までなので注意)

日によっては大量に購入する人もいるとのことなので、
訪問する場合は、比較的早めの時間がいいかもしれません。

 

私が知らなかっただけで、北海道に馴染みのある人達に
なのか、けっこう知られているんだなぁと思いました。

機会があったら是非一度おためしを♪

 

 

「三八菓舗 東京店」へのアクセス

 

所 在 地 東京都調布市佐須町2-31-1

交通機関

 

【電車】
京王線「布田駅」北口下車徒歩17分

【バス】
「佐須」バス停下車すぐ
・京王バス/小田急バス(吉14)「調布駅北口」⇔「吉祥寺駅南口」
・京王バス/小田急バス(鷹66) 「調布駅北口」⇔「三鷹駅南口」
・京王バス/小田急バス(調35)「調布駅北口」⇔「杏林大学病院」
・京王バス(調34)「調布駅北口」⇔「深大寺」

営業時間

10:00~17:00

定休日:月曜

問合わせ 「三八菓舗 東京店」
☎ 042-426-4338

株式会社三八
☎ 0120-38-1738(平日10:00-17:00)

 

 

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