招き猫発祥の地「豪徳寺」、迷わず行けるルート(図解入り)や三重塔の楽しみ方

諸説あるようですが、招き猫の発祥の地と言われている「豪徳寺」
境内にはたくさんの招き猫が奉納されていたり、
「三重塔」にも面白いモノが隠されています(笑)
初めて「豪徳寺駅」から行った時は迷って、
ものすごい遠回りをしてしまいました。
意外と迷いやすいので、まずは行き方を最初にまとめてみました♪
「豪徳寺」へのアクセス
名前からも小田急線「豪徳寺駅」が1番近そうですが、
実は東急世田谷線の「宮の坂駅」が1番近く、わかりやすいです!
(「東急世田谷線」は以下「世田谷線」で記載)
下図を見てもらうとわかりやすいと思いますが、
「宮の坂駅」からまっすぐ行けば「参道」です。(赤矢印)
図の中の数字はカメラで撮影した位置です。
・世田谷線「宮の坂駅」から(赤矢印→) ・小田急線「豪徳寺駅」(又は世田谷線「山下駅」)から(青矢印→) |
両方のアクセスを紹介しますので参考にしてください。
(小田急線の場合は「豪徳寺駅」からの図あり)
世田谷線「宮の坂駅」からの場合
「豪徳寺」へは「参道」「山門」も「宮の坂駅」からが1番近道です。
駅に緑色の「旧世田谷線車両」が展示してありますが、
それとは反対側(ファミリーマートの反対側)を赤矢印のように
ひたすらまっすぐ進んで行きます。
信号の所に「参道」があるので、そこまで歩きます。
ちょうど信号の所、ここを入ると、
門の上に狛犬が佇む「参道」「豪徳寺」へ続きます。
奥に見えるのが「豪徳寺」の「山門」です。
小田急線「豪徳寺駅」からの場合
小田急線「豪徳寺駅」から、駅と「デニーズ」の間の道を
線路沿いをまっすぐ突き当りまで進みます。
突き当りを左に曲がってすぐ右手に貼り紙があるので(赤丸部分)
見落とさないようにしてください!
線路沿い突き当りを左に曲がってすぐに、「豪徳寺」への貼り紙があります。
この矢印通り、右へ入ります。
これを見落として歩くと、豪徳寺の周囲を「山門」まで
ぐるっと回ることになるので注意!
(途中に門があっても閉まっていて入れず)
暫く歩くと上図のように青矢印➀②の2通りの行き方があり、
矢印①最初の道を左に曲がると「山門」に出ます。(カメラ位置)
矢印②まっすぐ行くと「参道」の入口に行けます。(「宮の坂駅」からの行き方に同じ)
・「山門」へ直接行きたい場合 ⇒ 矢印①へ ・「参道」入口から入りたい場合 ⇒ 矢印②へ |
山門(総門)
「山門」の扁額には「碧雲關(へきうんかん)」と書いてあります。
※「扁額」 ⇒ 建物の内外、門や鳥居などの高い位置に掲げる横に長い額や看板
「碧雲關」とはどういう意味なのか、豪徳寺の人に訊いたのですが、
わからないとのことでした。。(なぜ???)
「碧雲」は青味がかった雲…本堂や仏殿の屋根の色と関係あるのかな???
まっ、それほど知りたい訳ではないので(笑)
門をくぐって入って来た方を見ると何か風情があってイイ♪
門をくぐると、青々とした綺麗なもみじが目に入ります!
秋は紅葉して綺麗でしょうねぇ。。。
奥には「香炉」があります。
右手には「鐘楼」が見えます。
左手には「三重塔」(木に隠れて見えませんが…)
「香炉」
黒くて大きな「香炉」で、狛犬が金のボールに手をかけていますが、
何か意味があるのでしょうか???
いつもピカピカしていて存在感のある「香炉」です。
何だかカッコイイ♪
足元をよく見ると「香炉」を3体の鬼?が持ち上げて支えています。
「豪徳寺境内案内図」
この「仏殿」角に「豪徳寺境内案内図」がありました。
境内全体の配置図だけではなく、
右側にちょっとした説明があり、とてもわかりやすいです♪
「鐘楼」
(案内図は「梵鐘」となってましたが…)
1679年藤原正次によって鋳造されたもので、世田谷区内で最も古いそうな。
藤原正次といえば、同じ世田谷の「烏山寺町」にある、
「妙壽寺」の「梵鐘」
「源正寺」の「天水桶」
も彼の作品だったのを思い出しました(←烏山寺町の記事を書いたので覚えていた)
「仏殿」
いつも素通りしてしまって写真がないのですが…
11/27撮影してきました
香炉の後ろに「仏殿」があります。
「弐世佛」と書いてあるのかと思ったら、よく見ると
「弐」の中が「二」ではなく「三」になっています。
「三世仏」と読み、「三世」は「過去・現在・未来」のことだそうです。
「本堂」側から見た「仏殿」 ←唯一撮った1枚が裏だという。。
「本堂」
「仏殿」の右脇を通って行けます。
青銅色の屋根が特徴的。
賽銭箱
「豪徳寺」は「賽銭箱」が外に出ていません。
小さい小窓があるので、そこを開けると小さな「賽銭箱」があります。
「招福殿」の「賽銭箱」も同じです。
「豪徳禅寺」と書かれた「本堂」の扁額
「受付」
「本堂」を正面に見て右手にあります。
外の「招き猫」が可愛く、行くたびについ自分も入って写真撮ってます(笑)
この「招き猫」の後ろ姿もカワイイ♪
「受付」の中では招き猫や御札、御守などを売っていて、(全然違う写真ですが(笑))
「御朱印」もここで受付しています。
「招福殿」
「本堂」を正面に見て左手を入っていくと、「招福殿」があります。
「本堂」からだと「招福殿」の横から入っていく感じです。
「仏殿」左手に回れば、「招福門」から入る形です。
「招福殿」中には「招福観音」が祀られていて、
いわゆる招き猫伝説で有名な所です。
井伊家二代目藩主直孝が鷹狩りの折、住職の愛猫「たま」の招きで落雷の難を逃れたという話。
幸運を招く「招き猫」の元祖。
この話には諸説あるようですが、「豪徳寺境内案内図」にあった説明より。
ここの「賽銭箱」も外に出ていません。
小窓を開ると、その中にあります。
ご利益
「家内安全」「商売繁盛」「心願成就」
一般的に「招き猫」は
・右挙げている招き猫 ⇒ 金運を招く ・左手を挙げている招き猫 ⇒ 人(客)を招く |
と言われています。
豪徳寺の招き猫は右手を挙げていて、左手に小判を持っていません!
これは、豪徳寺が武家である井伊家の菩提寺であることに関係してるようです。
◆右手を挙げているのは・・・
武士にとって左手は不浄の手と言われたり、
右利きの多い武士は、左に刀を納める鞘を差すから
などの理由から、左手は何も持たず右手を挙げてるという話です。
◆小判を持たないのは・・・
招き猫は金運や幸運を招く機会、きっかけを作ってはくれても、
それを生かすかどうかは本人次第。 最終的には自分でつかめ!」
ということのようです。
別の神社で買った御守に書いてあった説明も
「幸福は自らの努力でつくり、他人に分け与えるべき」と。。
何でもかんでも頼りきってはダメということですね
招き猫奉納所
すごい数の招き猫です!
ここは招き猫に願をかけた人たちが、
願いが成就した御礼に返納、奉納しにくる場所です。
三重塔
これは2006年に建立。
初めて訪れた2005年頃?は工事中でした。
ここに来たら、よーく見てください!
(望遠レンズではないと見えないと思いますが…)
三重塔の猫たち
ただの三重塔ではありません。
2段目は十二支が並んでいます。
右から「亥→子→丑」と並んでいるのですが、
「子」ネズミの部分が・・・
猫とネズミです(笑)
「香炉」の方側へ回ると「寅→卯→辰」
ズームしてみると・・・
ズームしてみると・・・
豪徳寺の境内は時々、声を掛けてくる人がいて、
由来や猫の話などを説明してくれたりします。
ボランティアの方なのか、よくわかりませんが…
その人の話によると、
「三重塔」にある十二支や猫などの像は
仏像や観音様などの彫師渡辺勢力氏の作品だそうです。
写真を見せていただき、元はこんな色だったそうですが、
12年の歳月で雨風に打たれ、今のような色になったとのこと。
真正面から「三重塔」を撮影
井伊家墓所
「招福門」「三重塔」の間の道を進むと「井伊家墓所」があります。
豪徳寺開祖の直孝をはじめ、藩主の墓石が並んでいます。
「井伊家墓所全体図」
2008年に「国指定史跡」に指定されたそうです。
お墓なので、殆ど写真は撮りませんでした。。。
興味のある方は、この「井伊家墓所全体図」を読んで、
周ってみてください。
最後に…
何度か訪れている「豪徳寺」ですが、そういえば
神社や寺にある「手水舎」が無いのは何故???
ふと、過去に訪れた時の写真を使用したりして気づいたのが…。
偶然なのですが、なぜか私は9月か10月にしか行っていません。
豪徳寺はまず山門を入った瞬間に緑の木々、モミジが
たくさんあり、とても緑が綺麗でした。
紅葉の季節に行ったら、綺麗な紅葉が見られると思います。
偶然とはいえ9月ばかりなので紅葉の時期に一度行ってみたいと思いました。
また、桜や大きなしだれ桜もあるそうで、春にも訪れたい所です。
「豪徳寺」はただ参拝するだけではなく、
「三重塔」の猫や干支を探したり、色々な楽しみ方が
できる所なので、是非一度どうぞ♪
小田急線「豪徳寺駅」(世田谷線「山下駅」)が近い人は
アクセスで迷わないよう、わかりやすくまとめたので、
参考にしてみてください。
時間に余裕のある人は、
できれば世田谷線の「散策きっぷ」を購入して(330円乗り放題)
松陰神社を訪ねたり、世田谷線沿線を満喫してください♪
(世田谷線「散策きっぷ」についての記事は ⇒ こちら)
余談ですが、
以前、豪徳寺駅で外国人カップルに、タブレットで「招き猫」の絵を
見せられ、「ここへ行くにはどうやって行くのか?」と訊かれました。
徒歩で行きたかったようなので、線路沿いをまっすぐ
行くよう教えましたが、その時、このブログを書いていれば…と(笑)
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